維持管理シナリオは、大きく2つ「長寿命化シナリオ」と「更新シナリオ」を設定しています。
さらに長寿命化シナリオは6種類ありまして、
A-1:戦略的対策シナリオは、特殊環境橋梁等を対象に、鋼部材の定期的な塗装塗替など戦略的な予防対策を行う。
A-2:LCC最小シナリオは、新設橋梁の維持管理を想定した場合に、全てのシナリオの中でLCCが最も有利となる対策を行う。
B-1:早期対策シナリオ(ハイグレード型)は、劣化・損傷により部材性能に影響が出始める初期に、鋼部材の塗装塗替(上位塗装への変更)など早期的な対策を行う。
B-2:早期対策シナリオは、B-1シナリオと同様に、健全度3.0において早期的な対策を行うが、鋼部材の塗装塗替(同等塗装)などB-1シナリオと比較して初期コストを抑制した対策を行う。
C-1:事後対策シナリオは、劣化・損傷により利用者の安全性に影響が出始める前に、鋼部材の当て板補強を伴う塗装塗替など事後的な対策を行う。
C-2:事後対策シナリオ(構造安全確保型)は、C-1と同様の対策を行うが、予算制約から健全度1.5〜1.0において対策を行う。
E:電気防食シナリオは、コンクリート橋の桁材に対して、劣化・損傷の進行を抑制することを目的に電気防食を行う。なお、その他の部材についてはA-1〜C-2のいずれかのシナリオの対策を行う。
これらのシナリオを現場に合わせて数種類選定することで、現場にあった維持管理に結びつきます。